Fringe81:2020年3月期通期決算について
さきほど、通期決算の開示を行いました。
決算説明資料をもとに、補足していきますね。
9ページです。前期は、事業の構成が大きく変わった期となりました。限界利益率が高いUniposやメディアグロースサービスが伸びたこともあり、限界利益は約2億円増となりました。一方、約6億円のUniposのマーケ投資を積極的に行ったことにより、営業利益は-4.78億円となりました。
また、以前発表したとおり、今期より、事業により限界利益率が著しく異なることによる弊害を是正するため、限界利益を売上高、と認識します。当社としては、限界利益の成長が重要な指標と考えております。
10ページです。前期は、業績予想をレンジで開示しました。営業利益、経常利益ともにレンジ内に収まりました。一方、コロナ禍において、ソフトウェア資産を保守的に見たこともあり、当期純利益はレンジ外となりました。
11ページです。事業構成がこの2年でどのように変わっていったのかを表しました。限界利益率100%のUniposと、94%のメディアグロースのシェアが高まっています。
12ページです。第4四半期は、広告事業、Unipos事業ともに、過去最高の限界利益となりました。
14ページです。
受注残を含めた社員アカウント数は、9225アカウントと、高い成長を達成することができました。
前期は、第3四半期を投資のピークにすえ、第4四半期で大きく大企業アカウントを獲得することを想定していました。今回のコロナの影響により、第4四半期中の課金の開始の遅れが発生しましたが、結果的には、大きな成長となりました。
また、足元6月に入り、商談や受注ペースは、大きく改善傾向にあります。これは、今回の未曾有の危機において、企業が「オフラインの場で皆であつまるという投資が物理的にできなくなった」ことにより、Uniposのようなサービスが改めてニーズが高まってきたことを表していると考えています。
18ページです。特にコロナ禍においての計画を保守的に見積もった結果、Uniposソフトウェア資産の減損を行います。こちらは、キャッシュフローへの影響はありませんし、今後年間7千万円程度の費用圧縮効果もあるので、このタイミングでの実行が適切だと考えています。解約率も1%以下ということもあり、投資回収にも、影響はありませんが、短期的には会計ルールに則ることとしました。
24ページです。今期の業績予想に関しては、現状の見通しが困難であることから、現時点での今期の業績予想開示は見送りとさせていただきます。また、費用についても、各種コストダウンを行っていきます。
Fringe81は、広告事業・Unipos事業ともに、前期よりも成長しています。
大きな変革の時期を乗り越え、今後も成長してまいります。