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探していたUniposの未来は、お客様の中にあったという話


目次


 


Fringe81→Uniposへの社名変更。

Fringe81代表の田中です。
Fringe81は、UniposというHR領域のピアボーナスSaaSを開発・運営しています。 2017年6月末にUniposがサービス開始されて以来、4年という年月が流れました。
また、Uniposの前身となる「発見大賞」という社内人事制度をダンボール箱で運用開始してから、7年が経過しました。

当時の写真はもうこれ1枚しか残っていませんでした。(こういうものは後で撮っておけばよかった、、、となりがちですね)
Uniposの誕生、事業立ち上げ秘話あたりについては、以前ブログで書いたことがありますのでこちらをごらんください。
いかにしてUniposはユニークになったか。無から有を生み出すプロセスのリアル。 | Fringe81社長日記 | Journal | Fringe | Be an Explorer
2021年6月29日、Fringe81の株主総会が行われました。偶然ですが、ちょうどUniposが開始されてから4年後にあたります。
そこでは、
・10月1日からFringe81株式会社からUnipos株式会社への商号変更
・Uniposの事業成長のため、SansanさんおよびDBJさんからの総額38億円の資金調達
が賛成割合99%で決議されました。
Fringe81は今までは広告事業とSaaS事業の小さいながらも複数事業領域での経営を行ってきましたが、本決議により、今後は明確にSaaS企業に軸足を移していきます。調達した資金は、Uniposへの投資のみに使います。
Fringe81改め、Unipos株式会社のコーポレートミッションは「感情報酬を社会基盤に」とします。
このミッションには、ピアボーナスをさらに発展させ、感情報酬を社会実装して、社会の基盤とすることをこの会社の最上位の目標とする、という思いが込められています。
では、ピアボーナスの価値とは何か?感情報酬とは何か?Uniposは一体全体どこに向かうのか?何を目指すのでしょうか?
これらを、節目でもありますので、しっかり文章でまとめておきたいです。

自分たちが考えるUniposの価値、は独りよがりだったもの

Uniposというサービスは、色々な側面を持っています。
・従業員同士が褒め合うサービス
・エンゲージメント向上サービス
・新しい報酬制度「ピアボーナス」のサービス
このように、多くのことに活用できるぶん、Uniposの価値がふわふわしており、なかなか伝わりきらないこともありました。提供している我々も、営業資料やマーケティングメッセージが、ぶれてしまうことがありました。Uniposの未来について、自分たちだけで思い描く限界を感じていました。
そこで、3月ころから、私は、Uniposを利用しているお客様との対話を行うことにしました。
Fringe81は200名弱の会社で、インターネット産業のベンチャーであり、Uniposの生みの親でもありますから、Uniposを使いこなしていて当然です。
ですが、Uniposは既に数千人規模の会社で活用されていたり、百貨店や24時間稼働の工場など、多くの会社やシーンで活用されています。
こうなってくると、「自分たちだけで考えたUniposの価値」は、独りよがりなものです。
Uniposの未来は、Uniposを活用いただいているお客様の中にこそある。
そう信じて、私は広報やカスタマーサクセスのスタッフに頼んで、お客様のリアルな声を聞きに行きました。
いったいUniposの価値とは何なのかと。いったい、自分たちはどのような価値を社会に提供できているのかと。

「褒める」のが先か「行動」が先か。

Uniposは、「従業員同士が褒め合うサービスですよね」と良く言われます。私も最初はそう思っていたのですが、お客様との対話を通じて、少し考えが異なってきました。
皆様は会社でどういった時に称賛したいでしょうか?

  • 例えば、エンジニアが情熱を込めて、素晴らしいプロダクトを開発してくれた。これは褒めたい。そうですよね。
  • 例えば、お客様にすごく丁寧な対応をしている社員や仲間がいた。これは褒めたい。そうですよね。
  • 例えば、会社のバリューに沿うような素晴らしい行動をした社員や仲間がいた。これは褒めたい。

以上は全て、「良い行動」が先にあって→褒めるの順番となっています。
一方、褒めることが先に来ると、どうでしょうか。

  • 褒めたいので、どんな小さい事でもとにかく褒めたい
  • 褒めることが重要であり、行動は伴ってなくてもとにかく褒めよう
  • 褒めることは挨拶くらい大事なことだから、とにかく褒めよう

褒めるのが先、ですと、「礼儀のためには挨拶が重要である」といった中学校の校則や生徒指導を思い出してしまいます。とにかく挨拶だけしてればOK!といった風です。
褒めることが単なるポーズであり、やっていればとりあえずOK、になってしまうのです。
褒めてお互い仲良くなる、、これも大事ですが、行動が先立たない単なる褒めは馴れ合いになってしまいます。
「褒めること」の前に、「まずは良い行動ありき」が先だと思いませんか? 良い行動があってこそ、称賛に値しますし、会社で大いにシェアされるべきものだと思います。行動が先であるべきです。
非常に逆説的に聞こえるかもしれませんが、つまりUniposは、「褒めることを重要視したサービス」ではなく、「組織を変える良い行動を増やすサービス」である、と再定義したいと思います。
「行動」についてお話するのに、良い事例があったので紹介させてください。約600名のSIerのアイルさんでの、ピアボーナス「Unipos」の実際の画面です。(導入事例はこちらです

上の画像は、Uniposをご活用いただいているお客様の事例です。※利用許諾を得て掲載しています
左の方から右の方へ100ポイントが送られ、メッセージと、その会社独自の#(ハッシュタグ)が付けられ、さらに右下には働く仲間からの1028もの拍手が送られています。※ハッシュタグはインスタグラムの投稿等にも良く登場しますが、このメッセージ全体の内容を表すタグとなっています。この例では、#部署を超えて #拠点を超えて #お客様からの声 ですので、 部署を超えた、お客様からの言葉を表しているのだな、ということが他の人にもわかるように投稿者が付けています。
この例は、広報部門のスタッフに対し、別部署のパッケージ開発をされている方が送ったものです。「部署を超えて、普段ユーザー様の声が届きにくいからこそ、事例取材の共有をしてくれた」こと、つまり良い行動に対して送っていらっしゃいます。
Uniposは、「組織を変える良い行動を増やす」ことができるサービスです。会社にとって良い行動を増やすことで、働き方を変えます。つまり、Uniposでは褒めることもできますし、エンゲージメントも高まりますが、Uniposの一番の価値は組織を変える良い行動を増やすことにあります。Uniposには、良い行動を増やすための様々な仕組み、しかけ、増幅装置、テクノロジーがついています。
普段、会社で、誰がどんな行動をしているか、把握することってすごく難しいですよね。50人を超えた組織ですら、誰が何をやっているかを把握することは難しくなります。リモートワーク前提の組織ではなおさらです。隣の部署でも難しいです。別の地域にある部署でしたらなおさらです。「事件は現場で起きている」のであって、様々な良い行動が実は会社ではリアルタイムに起きています。それをシェアする方法は今まで、なかなか無かったのではないでしょうか。
今後、「何らかの仕組みを使って良い行動を増やす」事が、リモートワークや同一賃金同一労働、ダイバーシティなど、新しい働き方が求められる時代において、企業にとって必須の事ではないでしょうか?
私は良い行動をシェアし、活用し、組織の行動変革を行うことが、組織マネジメントや組織風土改革をするのに、非常に大事だと考えています。そのために最も力を発揮できるのが、ピアボーナスです。
ピアボーナスの全体像を下の図にまとめてみました。


ピアボーナスは良い行動を増やすための増幅装置

ピアボーナスは、良い行動を増やすための「増幅装置」となります。この増幅装置には4つの仕掛けが組み込まれているのです。
第1に、リアルタイムであること。例えば、新人が初めて受注した!としましょう。本人にとっては苦労して、勉強して、乗り越えてした初めての受注。これはうれしいですよね。3ヶ月後に「よくやったね!」と言われるよりも、やはりリアルタイムの方が新鮮であり、シェアしがいがある会社にとってめでたい「事件」なのではないでしょうか。私もキャリアがスタートした新人のころ、先輩に焼き肉おごってもらったことが今でもうれしい思い出として残っています。もらう側にとってリアルタイムであることは、もらう嬉しさを増幅します。
第2に、ポジティブな感情が入ったメッセージ。先程のお客様の例でも、様々な感情が入っていると思いませんか。ポジティブな感情とは、感謝だけではなく、激励、称賛、共感、慰労、そんなものが混ざっています。ピアボーナスは、感情のこもった(こもりやすい)ものになります。
第3に、オープンにシェアされること。ピアボーナス「Unipos」は実はこっそりプライベートには送れません。オープンだからこそ、他の人に良い行動が伝わります。
そして、
第4に、報酬であること。ボーナス、と言っているくらいですから何らかの報酬が発生します。多くのお客様では1ポイント1円で運用されています。どんなに多くもらっている人でも月2000円程度、平均しても1000円程度の報酬になっています。(他にも寄付プランや社内ポイントへの転換など、様々な報酬形態を採用する機能も搭載しています。)
Uniposのやりたいことは「組織を変える良い行動を増やす」ことなんです。だから良い行動はオープンにしてみんなで讃え、その行動に続く人を組織内で増やすことが重要なんです。
私の好きなTED動画があります。この動画は、ピアボーナスの良さを解説してくれていると思うのです。

デレク・シヴァーズさんの「ムーブメントはどうやって起こすか」です。
このビデオを見た時に、「これがピアボーナスでやりたいことだ!」と私は思ったのです。

組織を動かすための3つの行動改革

組織を大きく動かすには、ビジョンやミッションももちろん大事です。ただし、ビジョンやミッション「だけ」ではなかなか組織が動かない、ということも事実ですよね。道しるべとなる目標や目的に加え、以下の3つの「組織を動かすための行動変革」が必要なのではないでしょうか。

  1. まずは行動。率先した行動で踊りだす(行動の発見)
  2. そのフォロワーをつくる(リアルタイム、感情、オープンにシェアされること)
  3. フォロワーを増やし、奔流のような強力な流れにする(ピアボーナスに備わる増幅装置)

組織を大きく動かすには、まずは、行動した、踊りだす人を発見しなければいけません。全くの行動無しの無風の会社では、なかなか組織風土改革や組織を動かすことは難しいですよね。そのためにも、オープンな場で良い行動がシェアされる必要があります。シェアされないと、発見は難しいです。
そして、TEDの動画でも出てくる、大事なのはフォロワーを作り出すことです。オープンな場で行動がシェアされ、称賛され、推奨されます。
私は、社員が良い行動をした際には、「ここぞ!」という時にUniposを送るようにしています。それは、これを見た他の人に、この良い行動に続くフォロワーになってほしいからです。
まさに会社のバリューを体現しているな、という行動に送ることにしています。会社のバリューや行動指針って伝わりづらいものです。
下の例は、私が社員に送ったピアボーナスですが、これは新卒2年目の社員のふくやくんが、新しく入ってくる新卒1年目に、自分の学んだ知識をまとめて研修を率先してやっていたんですね。(行動改革1の踊りだす、です)これは素晴らしい行動であり、「Do 自律的に行動するプロフェッショナル」という行動指針を体現しているエピソードだと思い、ハッシュタグをつけてシェアしています。 (行動改革2のフォロワーをつくる)


また、右下の方に拍手マークが見えると思います。この拍手もピアボーナスです。拍手1ポイント1円です。200名弱の会社での467ポイントですから、本当に多くの社員がこの行動について称賛していることがわかります。
この拍手が行動の後押しになります。この後押しこそが、3つの行動改革の3番めの「フォロワーを増やし奔流(本流)にすること」です。多くの拠点や支店で実は起こっている現場での行動をシェアし、フォロワーをつくり、流れとする。ビジョンやバリューに加え、「行動の発見→フォロワーをつくる→フォロワーを増やす」この3点セットがそろってこそ、組織は動き出すのではないでしょうか。
スタイリッシュなデザインの白衣や聴診器などを企画・販売するメディカルアパレル企業のクラシコさんでは、以下のように投稿されています。※顔写真などはマスクさせていただいています。導入事例はこちらです。

クラシコさんでもハッシュタグを用いていらっしゃいます。ここまで具体的にこれぞバリューを体現したメッセージしっかり書いていただければ、「踊る人」を発見しつつ、このバリューを体現する「仕方」や「理想」が伝わっていきますよね。そして拍手がさらなるフォロワー(奔流)をつくって後押しをしていきます。仮に新しく採用した人が組織に加わっても、非常にリアルにこの組織で推奨されている行動の理解が進むと思いませんか。
このように、Uniposでは組織を動かすための3つの条件(行動の発見→フォロワーをつくる→フォロワーを増やす)が満たされています。こういった仕組みによって社員を巻き込み、結果として働き方を変える、というユニークなアプローチとなっているのです。

組織を飛び越えたピアボーナスが組織力をあげ、働き方を変える理由

先日、Uniposをご導入いただいている、百貨店さんにインタビューに行ってきました。その時に感銘を受けたのは、「Uniposで組織を超えた行動が増え、組織力が向上し売上が前年より増えた」というエピソードでした。
実際に販売しているスタッフの方は良くお客様の声やフィードバックを聞くそうです。ところが、今までは、仕入れ担当や現場を支える部署の方へはお客様の声を直接届けることが難しかったのです。
そこで販売しているスタッフの方から仕入れ担当の方等へ、「仕入れ担当のAさんの仕入れてくれて、私がお客様に提案した商品は、自分では選ばなかったであろうセンスの商品で、新しい経験ができてうれしい」というお客様の声があったよ、ありがとう!」と、組織横断でのUniposを送るようにしたそうです。結果として、Uniposをフル活用しているこの部署では、お客様からの声やフィードバックをもとにさらに良い接客を実現しようという増え、組織力が上がり、前年比106%(2ヶ月店舗がしまっていたのにもかかわらず!)の達成となったそうです。Uniposがお役に立てて本当にうれしかったです。
組織を超えて、(行動の発見→フォロワーをつくる→フォロワーを増やす)の組織を動かす3つの条件を実践されています。
また、もう一つ感銘を受けたエピソードは、北関東に多くの工場を持つ、800名ほどのメーカーさんでのものでした。通常工場労働では8時間シフトが3つある24時間フル稼働。どうしても働く時間がズレていると、組織力が高まりにくいものだったそうです。また、技術力のあるベテランと、学びたい若手間でのコミュニケーションも、時間のズレが影響して難しいものであったと。
Uniposを活用して、次のシフトの人のために「こんな事が今日はあったよ」とシェアすることで、工場の一体感が増し、若者からベテランへ教えてくれたことに対する感謝を送ることで、世代間のギャップが解消していったそうです。こちらも、組織を超えて、(行動の発見→フォロワーをつくる→フォロワーを増やす)の組織を動かす3つの条件を実践されています。
最初私も、「工場でUnipos使っていただけるのかな、、」と思っていたのですが、工場長をはじめとした、お客様の工夫で、大変組織力が上がったと喜んでいただけていて光栄でした。
同じ部署で送り合うだけではなく、組織を飛び越えたピアボーナスがシェアされることにより、良い行動が増えていく。それが結果として組織力を上げていきます。
ピアボーナスを社会に実装していくことで、大きく働き方を変えることができると思っています。
ここまで来て、私は確信しました。自分たちが当初思っていた、Uniposは「褒め合いサービス」ではなく、お客様の「組織を変える行動を増やす」サービスであるのだな、と。
お客様がUniposを愛してくださり、色々な使い方をトライされる中で、私達が思っていなかった価値を提供していた事に気付かされました。探していたUniposの未来は、お客様の中にあった、のです。

Uniposが「報酬」であるわけ

「報酬」についても少しお話しておきたいと思います。冒頭で紹介させていただいたUnipos誕生秘話の、下記の部分にも報酬について書いています。

Uniposはピアボーナス、つまり「ピア(同僚・仲間からの)」+「ボーナス(働きに対する報酬)」です。(下図参照)
ボーナスと言っているくらいですから、報酬が発生します。(多くの場合、1ポイント1円ですが、他のプランも存在します)

なぜ、報酬をわざわざ発生させているのでしょうか?褒めるためだけのサービスでしたら、私は報酬はいらないと思います。
報酬が必要なわけはなんでしょうか。お金となるといやらしく感じますでしょうか?そうかもしれません。
「良い行動をたくさん発見するためには強力なきっかけが必要」だからです。お金というのはとても大事なものですよね。たった1円でも手から落ちたら、必ず拾いますよね。それほど重要なものです。
Rettyさんのエンジニアのお客様が、「コーヒー一杯の感覚ですよね。恥ずかしいこともお金があるので言える。お金はあくまできっかけです」と上の記事でおっしゃってくださっていました。
そうなのです。お金が無いと、とても恥ずかしいんですよ。感謝、称賛、激励、慰労、共感といった感情は、面と向かっては恥ずかしいこともあります。だからこそ、人間建前だって必要なんです。何アツくなってるんだという。でも建前(お金)があれば、恥ずかしいことができる。そういうものではないでしょうか。良い行動が増えるために建前が必要なら、建前をおおいに活用して、良い行動を増やすことに全力をあげる。こちらのほうがリターンがあるならお金を利用してしまうのが良いと思っています。
本当であれば、お金を発生させ無くてもいいんです。お金が無くても、良い行動が増えるのであれば。ただし、やりたいことは組織を変える良い行動を増やすことが目的です。これを実現したいのです。良い行動が増えていかなければ、だんだんと組織は活力を失っていきます。
実は、Unipos社で実験をしたことがあります。お金またはそれに相当する福利厚生などがあるケース(インセンティブ有り)と、インセンティブ無しで、どのくらい利用率が変わるのか?
結果は、圧倒的に「インセンティブ有り」のケースが利用率が高かったのです。
Uniposでもらえる金額は平均月1000円程度ですので、インセンティブの金額としては営業インセンティブや昇給に比べて非常にわずかなものです。そのわずかな報酬で、リアルタイム性、感情がのり、そしてオープンにシェアされることで「組織を変える行動が増える」目的が達成され、働き方が変わるのでれば、報酬はむしろあったほうが良い、と言えるのではないでしょうか。

ピアボーナスの将来:「感情報酬」の社会実装に挑戦したい

私は、Uniposは現在は「ピアボーナス」ですが、将来はこれを拡張していき、「感情報酬」を世の中の当たり前になるまで社会実装していきたいと考えています。
Unipos株式会社の、新しいコーポレート・ミッションは「感情報酬を社会基盤に」とします、と先ほど述べました。
上記の図のとおり、「ピアボーナス」は、同僚仲間(ピア)からの働きに対する報酬(ボーナス)でした。
では、「感情報酬」とは何が異なるのか?
感情報酬、とは働く仲間に加えて、お客様や外部の人との感情と報酬のやり取りを指しています(より概念が広い、誰もが使う社会インフラです)。本質的にはピアボーナスも感情報酬も概念としては同一です。範囲の広さが異なります。
例えば、会社に貢献してくれた派遣社員の方にも、報酬を発生させたい。今は社外の人なのでピアボーナスでは難しいです。予算をどちらにするか問題もあります。例えば、お客様からの声は、サービス業に携わる方なら特に働く活力になると思います。では、お客様から少額の感情が乗った報酬を受け取れる社会になったら、どうでしょうか。質の高いサービスにより報酬が得られるようになるかもしれません。ただし、こちらは個人に課金したりせねばならず、現在のピアボーナスでは難しいでしょう。
これらを社会に実装していくには、困難を乗り越え、さらなる開発を続ける必要があります。感情報酬を社会基盤にする挑戦は始まったばかりとも言えます。
私は、感情報酬によって、社会全体の良い行動が増えるきっかけをつくっていきたいのです。良い行動に対する報酬をリアルタイムに発生させるピアボーナスや感情報酬にはそのポテンシャルがある、と確信しています。もっともっと、良い行動に対し、感情と報酬を届けたいのです。それによって、働くひとの報酬は大幅に改善できるかはわかりませんが、少なくとも社会全体の良い行動が増えるきっかけはつくれるのではないか、と考えています。

感情報酬の社会実装にともなって変わるもの

具体的にはこういった世界を考えています。
■フリーランスや一時的に手伝ってくれる人の働き方を変える
フリーランスや契約社員の方が、プロとして一時的に力を貸してくれるケースはますます増えていくでしょう。
フリーランスの方がしてくれた良い行動であっても、会社がフリーランスの方用に用意した予算を使って、社員が感情報酬を送ることができれば、良い行動に対して報酬を発生させることができます。もっとフリーランスの方も発注された金額以上にプロジェクトにコミットしてくれるようになれば、生産性は上がると思います。クラウドワーカーのプラットフォーム事業者と連携すれば、実現可能かもしれません。
■お客様から直接報酬が得られるようにすることで、働き方を変える
お客様の声は、素晴らしい報酬だと思います。チップですとお金だけですが、お金だけではない、感情が組み合わされたチップのような姿を想像しています。本当に良いサービスには、もっと称賛されてもいいのではないでしょうか。感情が組み合わされることで、より個人がエンパワーメントされ、会社にとっても社会にとっても良い行動が増えるようにしたいと思います。
Twitterでも最近投げ銭システムができたり、発信を行う個人がどんどん活躍できる、クリエイターエコノミーが進んできています。働く人にだって、新しい報酬体系があってもよいと思います。Unipos社では、働く人(正社員、派遣社員、アルバイト、フリーランス、契約社員、一時的に手伝ってくれる人)全ての働き方を、感情報酬によって変えていきたいと思います。最終的には個人間まで広げて、報酬のあり方を再定義してみたいです。
さて、Unipos社では、現在は約500社、8万人弱の方にピアボーナスをご利用いただいています。
最近では、アース製薬さん、信金中央金庫さん、東海東京フィナンシャル・ホールディングスさん、ウシオ電機さん、といった我々よりもずっと大きな組織での採用が増えてきました。また、多くのお客様のフィードバックに支えられ、従業員同士の褒め合いサービスから、会社のマネジメントに必須な「良い行動を増やすことで働き方を変える」サービスに進化し、なりつつあります。本当にありがとうございます。
お客様の社内の良い行動を増やし、お客様、そして社会に対する良い行動を増やしていくこと(社会実装)で、社会をより良い方向へ変えていく(社会基盤へ)んだ、という信念で、新たな会社になっていきます。
10月からUnipos社に社名変更するにあたり、投資を再開していきます。
Unipos株式会社の、新しいコーポレート・ミッションは「感情報酬を社会基盤に」とします。感情報酬を社会実装し、そのうえで社会の基盤まで成長させていきます。ピアボーナスを超え、社会インフラレベルになるまで、やり切ります。
まずは採用です。1年以上採用をストップしていましたが、再開します。新たな仲間をUnipos社でも募集します。手伝ってもいいよ!という方はぜひご応募ください。


採用情報

Uniposを通じた
感情報酬の社会実装を共に進めてくださる方からのご応募をお待ちしております。

お問い合わせ

Unipos株式会社に対する各種お問い合わせはこちらの窓口より承っております。
製品に対するお問い合わせは製品サイトをご覧ください。