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Fringe81:2022年第1四半期決算について


さきほど、2022年第1四半期決算を開示しました。10月1日からはUnipos株式会社へ商号変更しますので、こちらがFringe81株式会社の名前で決算開示をする最後となります。
今回の決算発表はかなり大きな変化を伴うものとなりました。決算説明資料をもとに、説明します。

4ページ目が今回発表の骨子となります。

今期を、「SaaS企業となるための抜本的構造改革の期」と位置づけます。来期には完全にSaaS事業領域のみの会社となります。抜本的な構造改革、コストダウンを行い、SaaS単体事業での赤字解消を目指します。
5ページ目から、「SaaS企業となるための抜本的構造改革」について詳述します。

当社は、6月に38億円の資金調達を行いました。広告事業からは今期末をもって撤退し、成長性のあるSaaS事業のみ事業を行う会社に変革します。そのため、5月に開示した業績予想、ならびにコロナ禍前の2019年に開示した3カ年中期計画は取り下げします。同時に、CEO、COO、CFOは減給します。
6ページ目です。

広告事業の具体的な撤退スケジュールと、停止に伴うソフトウェア減損処理を行います。今期中に処理を行うことにより、来期は1.7億円のコスト削減となります。
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現本社ビルは解約し、Sansanと同じ南青山のビルに移転します。これにより、さらに迅速な意思決定が可能となり、事業シナジーが増します。南青山の賃料を考慮しても、来期は2.87億円のコスト削減となります。一時的な費用は発生しますが、複数年期間を考えると大幅なコスト削減に繋がります。
8ページ目です。

こういった意思決定に至った背景を説明します。
2017年に上場して以来、コロナ禍前までは当社の広告事業は順調に伸びていました。特定業種に強みを持っていたこともあり、安定して伸びていましたが、コロナ禍の影響が著しく現状では回復の兆しが見通すことが困難な状況となっています。また、最も人件費が大きい事業部である広告代理事業が赤字となり、これ以上出血を続ける事は困難であると判断しました。
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Unipos事業は、特に前期は少ないリソース(人的にも、資金的にも)の中、成長させてきました。広告事業の人員が早期に合流することによって、人的リソースを解決します。また資金的には6月に38億円の調達を行いましたので解消しています。よってこのタイミングで広告事業から撤退し、資産の処分を迅速に進めることとします。
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こちらが最終的な今期の業績予想となります。当期純利益が大きくマイナスなもののうち、一過性のものが大半となります。
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来期以降については、特にSansan社とのシナジー追求にポテンシャルがあると考えています。本日プレスリリースもしておりますのでこちらもご覧ください

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コストについては、今後さらに削減していきます。今回は灰色の部分が増加していますが、これは資金調達に関わるコストが一時的に膨らんだため一過性のものとなっています。人件費についても縮小傾向ですが、4月に新卒が入社したため、前四半期と比較して横ばいとなっています。

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社員アカウント数は8万アカウントを超えました。

18ページです。

大企業導入が進んでいることもあり、だいぶ顔ぶれもバラエティ豊かになってきました。
大きな変化の年となります。引き続き、感情報酬を社会基盤にするべく、がんばっていきます。先月、Unipos社の将来についても書いてみましたので、どうぞご覧いただければ幸いです。


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