いい会社に入るのではなく、素晴らしい会社を創る、でいきませんか 19夏
私は2年前に、新卒の方や、求職者の方向けに、「いい会社に入るのではなく、素晴らしい会社を創る、でいきませんか」というブログを書きました。今でもたまに、あのブログ読んだことがあります、と言われることがあります。
2017年の時の気持ちは、Fringeが上場した直後であり、「いい会社」と言われはするものの、まだまだ発展途上な会社であり、(ある程度できあがった)いい会社に入ろう、ではなく、まだまだの会社だから、これから素晴らしい会社を創ろう、というイメージで入社したほうが、大興奮や達成感や成長を得られるのではないでしょうか、というものでした。そして、仮に自分が素晴らしい会社をになる「きっかけを創る」ことができたら、とても楽しいのではないでしょうか、と。
今でもその気持は変わっていません。
今回、新しくブログを書こうと思ったのは、2019年になり、今Fringeが定義する「素晴らしい会社」ってなんだろうな?と考えたからです。私個人の意見です。私が思う素晴らしい会社、とは、その会社の事業内容ではなく、『「姿勢」「あり方」「スタイル」の芯が通っている、ユニークネスがある、または表現できている会社である』のではないか、と思うのです。(かなり言葉足らずに感じていますがお許しください。頭整理しながら書いています)
では、Fringe81は、会社として、どんな「姿勢」「あり方」「スタイル」を持っているのでしょうか?我々のビジョンは「Reshape the world」ですが、ビジョンとは将来の目標であり、その「姿勢」「あり方」「スタイル」を明確には表していません。また、Fringeは広告事業に加えて、UniposのようなHR事業もやっています。よく言われるのは「事業領域として飛び地をやっている会社」「いろんな事業をやっているのでわかりにくい会社」だと言われます。確かにそのように見える事は事実かもしれません。現時点でのFringeは、社会に対しても「姿勢」「あり方」「スタイル」をキチンとお伝えできてない、ということですので、現在はまだまだ「素晴らしい会社」である、とは言えないと思います。
今回は改めて、我々Fringeの「姿勢」「あり方」「スタイル」とは何か、という事を定義したいと思います。
改めてFringeを振り返ってみると、「新たな社会課題の出現や、新たな市場の波に対し、ユニークなアプローチで事業を立ち上げていく」のが、我々の「姿勢」「あり方」「スタイル」です。よって新たな社会課題の出現や、市場の波に対して、通常のアプローチは行わない、という会社でもあります。それこそがFringeの存在意義です。また、単なるユニークな新規事業を作りまくる会社でもないのは、新たな社会課題の出現や、市場の波が来ていない事業はやらない、ということでもあります。
例えば、働き方、生産性改革という新たな社会課題の出現に対し、我々は「従業員同士で少額のボーナスを送り合うピアボーナス」という極めてユニークなアプローチで事業を展開しています。おそらく、「働き方、生産性改革」という市場の波が来ていない時には、ピアボーナスというユニークなアイデアは市場に受け入れられなかったでしょう。単にユニークな新規事業立ち上げしたい、というのではないのです。その事業の「タイミング」が重要なのです。
広告事業でもそうです。スマートフォンが可処分時間を専有するなか、最も人気はあるが、マネタイズしにくいのはマンガアプリです。(これが市場の波、タイミングですね)マンガアプリに対し、ユニークなテクノロジーとアイデアをご提供させていただくことで、さらに日本のマンガコンテンツがもっとマネタイズできるようにして、作家さんへより収益を返したい。だから、Fringeは「マンガアドプラットフォーム」を提供しています。
関西エリアでの事業展開もそうです。日本のあらゆる地方でインターネット広告市場が本格的に立ち上がる中(これが市場の波)、通常オペレーション組織やクリエイティブ組織が東京や他の拠点に集中してあるのが普通ですが、Fringeの関西エリアでは、メディアバイイング、オペレーション、クリエイティブをすべてワンセットで持ち、超高速なPDCAを即日試せる、という強みを持ってユニークな事業展開をしています。
さらに今年、広告事業はFringe coo社として、グループ会社化し、若い経営者が誕生しました。今後はFringeらしいプロフェッショナルサービスをどんどん問うていきたいし、問うて行って欲しいです。新たなサービスラインナップ、マーケティングの最新の方法論などを投入していきます。Unipos社のマーケティング戦略を独自に考え、実行できるのも、Fringe coo社のユニークな点だと思います。最新の方法論を、新しい領域で自ら試し、その知見をお客様に一番に提供することができます。単なる広告代理事業の枠は超えています。
Fringeが元々行っていた第三者配信、RSS広告、最後発の広告代理事業への進出など、うまくいった事業、いかなかった事業ありますけれども、常にこの「新たな社会課題の出現や、新たな市場の波に対し、ユニークなアプローチで事業を立ち上げていく」スタイルは決して変わりません。事業領域が複数あるぶん、節操なく見えるかもしれませんし、戦略がぶれているように見えるかもしれませんが、この事業スタイルを貫くのがFringeである、と思っています。よって私は一貫していると思っているのです。
このスタイルで成長しつづけ、ユニークな事業スタイルの素晴らしい会社、を私は創ってみたいです。ご興味ある方はぜひ門を叩きにきてください。よろしくおねがいします。
※ちなみにタイトルに ’19夏 と書いたのは北海道出身の私が大好きな北の国からにインスパイアされたからですが、若いスタッフにはまるで通じませんでした。