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確かにフリークエンシーの意味が変わるだろう。


業界人間ベムのブログでフリークエンシーのことが取り上げられていました。
大変深い示唆です。このような方向に全体的には流れていくのだと私も思います。
Fringe81は現在、第三者配信アドサーバーを運用/開発しています。
ということは、統合して日本でフリークエンシーを見られる中の一人でありますので、フリークエンシーにつき、私も男たるもの、ブログを書こうと思った次第です。

●フリークエンシーの類型化

  1. 直接コンバージョン数が最大化するフリークエンシー数
  2. 直接コンバージョンとビュースル-コンバージョンが最大化するフリークエンシー数
  3. ビューした後のサーチ数が最大化するフリークエンシー数
  4. 認知を最大化させるフリークエンシー数
  5. クリエイティブフリークエンシー数
  6. 1ユーザーあたりの枠をまたいだグローバルフリークエンシー数

フリークエンシーといっても、これが実は色々あります。上記は私が考えついたもので、まだあるかもしれません。
1~4は、何かしらのリターンを獲得するためのフリークエンシーです。5,6に関しては定義といえばよろしいでしょうか。
1~4に関しては、最大化に必要となるフリークエンシー数は、しだいに高まって行きます。ただし、1-3は比較的若めのフリークエンシー数で7割シェアが出ますが、4に関してはバナーのみで認知となると、ある程度のフリークエンシー数が必要になるのではないでしょうか。
5のクリエイティブフリークエンシー数に関しては、誰に、どのようなバナーを何回見せるか、というものです。こちらは1~3とかぶりはしますが別の視点/評価ポイントですよね。どのようなクリエイティブの組み合わせ、順番であれば、1~3が最大化するのか、という考察が必要です。
オムニバスの菅原さんがおっしゃているのはこれではないでしょうか。菅原さん、間違っていたらすいません。
6の1ユーザーあたりの枠をまたいだグローバルフリークエンシー数に関しては、これは業界人間ベムで取り上げられていたものであると思います。1ユーザーあたりの、全てのグローバルフリークエンシーがカウントできれば、これはいいですよね。

●マルチタッチポイントという考え方

僕は最近どう考えているかというと、バナーのフリークエンシーコントロール(1~6)だけではなく、タッチポイント(つまり何かの影響やアクションの数)の最適化が必要なのではないかと考えています。
ビューやクリックしてからサーチするユーザーは思ったよりも多いという実感を持っています。つまりバナーだけで全て終わらないということです。
バナーのタッチポイントは、ビュー(ここにフリークエンシーがからんでくる)とクリック。これでタッチポイント1です。
バナーに影響を受けた人がサーチすれば累積タッチポイント数は増加します。これでタッチポイント2。
インターネットの世界だけで言えば上記に加えて、メールやブックマークなどがタッチポイントとしては存在します。テレビや雑誌までいれるとさすがにカウント不能になってしまいますが。
つまり、フリークエンシー数の最適化+タッチポイントの最適化を試行したいと考えています。
バナーを見てくれたユーザーが、どのくらいの累積タッチポイントが蓄積すると、反応が最大化されるのか。これを発見してみたいのです。

●「場」としてのインターネット広告の価値を考える

また、「場」としてのインターネット広告の枠の価値にもまだ可能性があるのではないかとも考えています。
米国ヤフーの調査「Power of Relevancy」という調査があります。これは、広告が掲載されているコンテンツがユーザーに与える影響と、いわゆる行動ターゲティング広告でなされるようなユーザーの所与の行動が、広告によりどのような影響をユーザーに与えているのかリサーチしたものです。
図を引用します。

この記事によれば、コンテンツ的に関連性のある広告に関しては価値があるのかなぁと思われます。両方備わっていれば最強なんでしょう。
やはりファッションサイトやポータルの不動産カテゴリなど、そういったユーザー層がはっきりしている媒体の場合には、「場」としての価値はあるのかなぁ、、(あってほしい)と思っています。
最後に、業界人間ベムさま、生意気いってすいません。色々ご容赦いただければ幸いです。


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